オメガの定番モデル「シーマスターアクアテラ」
長年愛されているこのモデルにはクォーツ式と機械式(自動巻)の2タイプがあります。
しかし、“駆動方式が違う”こと以外はあまり触れられることもなく、デザインも一見同じように見えます。
ご検討されている方は「なんで値段がこんなに違うの?」と不思議にお思いになった方も少なくない
のではないでしょうか。

そこで、今回は実際にこの2つのモデルをデザイン、機能、料金の観点から違いを検証してみました。
この2モデルの決定的な違いは「クォーツ」か「機械式」かの違いです。
一般的にクォーツ式のメリットとしては「非常に正確に時刻を刻む」「リーズナブル」「トラブルが少なく、
メンテナンスにもさほど費用がさほどかからない」といった実用性を重視する方にとって非常に優れた駆動方式と言えます。
対して機械式のメリットとしては、「高い趣味性」「ステータス性」「メンテナンス次第で末永く使える」
ことがあげられます。
精度など実用性に関して言えばクォーツ式に分があるのですが、オメガは機械式ムーブメントに非常に力を入れており、
オメガが開発するムーブメントは非常に優秀なことで知られています。
このアクアテラにも“マスターコーアクシャル”という、オメガを代表するムーブメントを搭載しており、
高い精度はもちろん、非常に高い耐磁性や、独自の構造により部品の摩耗を抑えて、一般的なムーブメン
トより定期メンテナンスの頻度を伸ばすなど、他社が真似できない技術を続々と発明しています。


この非常に良く似た2つのモデルの違いは、実は中の機械の違いだけではありません。
上の写真を見てお気づきなった方もいるかもしれませんが、インデックス(時刻部分のバーの装飾)が、
クォーツモデルは平面的なプリントであるのに対し、機械式モデルは立体的で光の反射も強く高級感があります。
実はこの機械式モデルのインデックスや針には、ホワイトゴールドを使用されており、見た目の高級感、及び
腐食しないようにと実用性も考えられて採用されています。
またブレスレットの仕様も若干異なっており、クォーツ式モデルが全面へアライン仕上げとなっているのに対し、
機械式モデルは、現行モデルから真ん中のコマが鏡面仕上げとなっております。
指紋の付きにくいへアライン仕上げと、高級を高めた鏡面仕上げは、どっちが良いと言うよりかは
好みが分かれる部分かもしれません。
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